足半について

足半(あしなか)は鎌倉時代より飛脚や武士、庶民に履かれていた藁草履の半分の大きさの物です。

 

現在も漁師や鵜飼の方が履かれています。

 

東京の上野恩賜公園の西郷隆盛像(1898年・高村光雲作)も足半を履いています。

足半を履くことにより足裏本来の機能を取り戻し、不要な力が抜け身体がニュートラルな状態に導かれます。

 

私たちは日ごろ、無意識にバランスを取っています。

 

いつも倒れないように筋肉が頑張ってくれています。

 

つま先重心の人、かかと重心の人、外寄りの人、内寄りの人、それぞれみんな違います。

 

いつも自分が得意な筋肉を使っているので、いつも同じところが痛くなったり疲れたり・・・

 

それを足半は履くだけで身体の筋肉の負担が一番かからない良きところに導いてくれます。


とても理にかなった履物なのです。